あなたの “好き” で、暮らしをデザインする「NONDESIGN」。
今回NONDESIGNのお家にお招きしたのは、5歳の息子さんの子育てに奮闘しながらアクセサリー作家としても活躍するショコラさん。
家族と過ごす温もりある暮らしを彩るのは自分が “ 好き ” なもの。大切なものを大切にする、そんな当たり前のようで難しい日々をしなやかに乗りこなす暮らしぶりを覗かせてもらった。
1日の始まりはお弁当作りからスタート
アクセサリー作家として活躍する傍ら、1児の母としても奮闘するショコラさん。
慌ただしい毎日の中心はいつだって5歳の息子さん。
「息子の幼稚園があるので、お弁当を作るために起きています。人生で一番早起きをしていると思います」
毎朝6時に起きて、お弁当作りから1日が始まる。
簡単なものを、と言いつつ手作りのミートボールや春巻きを冷凍ストックしているなどマメな一面が顔を出す。
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子どもを産む前はミュージシャンとして全国を回るなど、アクティブに暮らしていたショコラさん。
出産前と今でまったく異なる暮らしぶりに自分でも驚いているという。
「まるで別世界に来たような感じ。例えば、梅の実ひとつ見るのでも子どもと見ることで感じ方が変わるんですよね。こういう色なんだね、こういう匂いなんだね、って味わいが深くなって感動が2倍になるというか。子どもが一番で、私はなんでもない人でいいって思えるんです」
小さな感動が積み重なっていく暮らしは慌ただしくも、とびきりあたたかい。
グラノーラやおにぎりなどそれぞれのお気に入りメニューを家族で囲んだ後は、幼稚園へいざ出発!
「早く食べて、早く歩いて、ばかりです(笑)」
自分の手から生まれる “ 好き ”
毎朝の朝食に登場するグラノーラはショコラさんの手作り。好きすぎて何度も注文しているうちに、自ら手作りするようになったという。
「作り方を調べたら意外と簡単だったんです。無添加のオーガニックオートミールと、小麦粉、メープルシロップ、塩と、米油をボウルに入れて混ぜたら、あとは余熱しておいた天板に広げて焼くだけ」
材料に小麦粉を加えることでカリッとした食感が得られる。また、食べるときに製菓用のチョコチップをプラスして満足感をアップさせるのがショコラさん流。
朝食に、コーヒーのお供やおやつにと身体が喜ぶワンボウルが手軽に用意できるので、ぜひ真似したいアイデア。
“ 好き ” を自分の手で生み出すのはショコラさんの仕事も同じ。
古着が大好きというショコラさんのスタイリングには、必ず現代のアイテムやモチーフをプラスするのだそう。
「ナチュラルテイストや古着が大好き。だけど、そういうものだけでは満足できないので少し尖ったものや現代のモチーフをミックスするのが自分のスタイルなんじゃないかなと思っていて」
ショコラさんのファッションテーマを形にした幾何学モチーフのアクセサリーはビビッドなカラーリングとエッジが効いたデザインが魅力。ナチュラルテイストに合わせるとキリッとしたアクセントを加えてくれる。
自分の好きなものこそ手を動かしてかたちにするショコラさんの暮らし。暮らしに手ごたえを感じるヒントを教えてもらったような気がした。
アトリエは家族の真ん中にあるテーブル
アクセサリー作家としても活躍するショコラさんの仕事場は自宅リビング。家族で囲む食卓も、息子さんが登園したら仕事机に早変わり。
家族の真ん中にあるダイニングテーブルは、実はご主人のおばあ様から譲り受けたもの。
「夫のおばあちゃんが使っていた木の机を夫がもらって、そのまま今の家に来たんです。そこでごはんも食べるし、仕事もしていて。古いものですが丈夫なのでまだまだ使えそうです」
息子さんが在宅の時はショコラさんが制作をする傍らで、いらなくなったパーツで遊んだり色塗りをすることもあるんだとか。なんとも微笑ましい。
息子と過ごすお家時間が好き
家族で夕飯を囲んだ後は、お決まりの遊びタイムがスタート。
お絵描きやボードゲームや射的ごっこなど、息子さんを中心にバラエティ豊かな遊びが繰り広げられる賑やかな時間。
「最後の力を振り絞って遊んでいます」
と言いつつも息子さんとの時間を話すショコラさんはとっても楽しそう。
中でもお気に入りは絵本タイム。家族みんなが絵本好きということもあり、絵本は多く所有しているんだとか。
「家の近所に小さいけれどかわいい絵本屋さんがあって、よく行くんです。息子に欲しいと言われるとつい買ってしまって。そのくらい絵本が好きでたくさんあります」
ショコラさん親子のお気に入りの絵本作家はスズキコージさん。奇妙なストーリー展開と豊かな色彩が特徴で、子どもはもちろん、大人も楽しめる作品ばかり。
「あとはテキストがない、絵だけで楽しむ絵本も好きでたくさん持っています。想像でお話を一緒に作ったり、セリフを考えたりと楽しんでいます。息子も面白がって真似してくれるのでこの手の絵本はよく買いますね」
歌やナレーションなど声の仕事も多く手がけるショコラさんの読み聞かせはきっと聞き応えたっぷり。親子で過ごすおやすみ前の濃密な時間が幸せな夢を運んできてくれそう。
平日はもちろん、週末も自宅や近所で過ごすことが多いショコラさん一家。絵本屋さんやカフェにふらりと行ったり、公園で遊んだり、穏やかな時間が流れていく。
「出かけることももちろんあるんですが、圧倒的に家にいることが多いです。家にいるほうが好きなのであまり遠出することがなくて。お家で癒されて、お家で元気をもらって、お家でモノづくりをしているので、お家のおかげだと思って暮らしています。お家に『ありがとうございます』って言いながら掃除しています」
あなたにとって住まうとは?
息子さんを中心に慌ただしく暮らしながらも、 “ 好き ” を自分の手で丁寧に紡いでいるショコラさんのあたたかな暮らし。
そんなショコラさんにとって、住まうとは何なのか尋ねてみた。
「全然外に出歩かないし、家ですべて完結しているので、お家が大事なんです。家はリラックスできて、元気ももらえて、刺激にもなって、そんなすべての源になるようなところでありつづけてほしいな、と思っています」
ショコラさんにとって、家は住むだけの場所ではなく、家族と自分自身を支える大きな柱のような存在。家族で過ごす時間も、創作も、暮らしというキャンバスの上だからこそ生き生きと描かれていく。
ショコラさんの目に、住む人が自由にカスタムできるノンデザインの家 はどう映ったのだろうか。
「箱の中を自分たちの好きにできるというコンセプトが素敵ですよね。お菓子やリネンの収納に籠や柳行李(やなぎごうり)を使っているんですが、そういうものとの相性もよさそうだし今すぐ引っ越してきても馴染みそう。黒のアクセントもすごく好きなので、参考になりました。空間が締まりますね」
現在新居を構想中だというショコラさん一家がイメージするのはやはりファッション同様、ヴィンテージライクな雰囲気やナチュラルテイストに幾何学モチーフや現代的なアイテムをアクセントにしたもの。
ふんわりとした空気を纏いながら、大切にしたいものは自分の手で生み出すショコラさんのしなやかな強さによく似合う。
目まぐるしい日々だからこそ手を動かして、大好きな人やもののぬくもりを確かめる。そんなあたたかさの連なりがきっとショコラさんの暮らしなのだろう。
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STAFF
[Text]
SAE HANE /[Hair&make]KAORI NEGORO