あなたの “ 好き ” で暮らしをデザインする「NONDESIGN」。
今回お話を伺ったのは植物のある暮らしを楽しむ、浜島輝さん、愛貴さん夫婦。
家を購入したことをきっかけに、今まで知らなかった植物の世界へのめりこむようになったという輝さん。限られた空間を豊かに彩るテクニックやコツ、植物で彩る暮らしについてお話を伺った。
今回お招きした場所は、NONDESIGNシリーズ「NONDESIGN GRID」。
家族のライフスタイルに合わせて4.5畳のグリッドで空間を自由に組み合わせることができ、誰にとっても「ちょうどいい」家族サイズの家が実現する。
リビングはまるで温室。植物が彩る家族の場所

大きな吹き抜けがシンボリックな浜島さんの自宅。冬から春にかけては家の中に植物が所狭しと並ぶ。まるで温室さながらだ。
もともとは植物にまったく興味がなかったという輝さん。
きっかけは現在の住まいを新築したこと。インテリアのひとつとして取り入れた「アルテシマ」という観葉植物だった。

自宅のアルテシマ
輝さん「アルテシマを買って家に置いてみたら、家の雰囲気にすごく合っていて、ばっちりハマったんです。そこから、もっと増やしてみようかな、と思うようになりました。」
少しずつ買い足していくうちに、感じたのは確かな手ごたえ。世話をすれば元気になり、こちらに応えてくれているような感覚が芽生えてきた。
輝さん「やればやるほど応えてくれるんで、面白くなって。元気になってくれたりするのを見ていると嬉しいですね。植物の元気さが暮らしのパワーになるというか、家の居心地にも繋がっています。」
次第に増えていく植物に最初は驚いたという妻の愛貴さんも、今では輝さんのよき理解者。
輝さん「弱っている子がいると電話がかかってくるんです」
愛貴さん「でも、私はどうしたらいいか分からないので『元気がないみたい』って言うだけなんですが(笑)」
植物はふたりを繋ぐ共通の話題のひとつ。
同じ景色を見て、成長を喜ぶ瞬間はささやかな幸せに満ちている。
植物がもたらす非日常のひと時
日当たりのいいリビングで、居心地よさそうに並ぶグリーンを眺めている時間が輝さんの至福の時間。
植物を育てるようになって、輝さんが実感している一番大きな変化は暮らしの中で「癒し」を感じられることだという。
輝さん「やはり植物に囲まれた空間にいると、通常とは違う日常が見えると言いますか。疲れて帰ってきて癒される空間がある、というのは大きな変化かな。植物がない暮らしにはもう戻れないですね。」
浜島さんの自宅の大きな吹き抜けには様々な植物が吊り下がっている。
すべて輝さんが自ら梁にワイヤーを取り付けてディスプレイしたという。
グリーンがまるで降り注ぐようにディスプレイされた空間は、非日常を感じられ、贅沢なひと時を与えてくれる。

自宅リビング

ワイヤーを使用してグリーンディスプレイされた吹き抜け
NONDESIGN GRIDの大きな吹き抜けを見上げて、
「この家だったらここに植物をぶら下げたいかな」と輝さん。
限られた空間に贅沢な開放感を与えてくれる吹き抜けは、使い方次第でディスプレイのキャンバスにもなる。アートや観葉植物を飾れば非日常を感じられる自分たちだけのリラックス空間が見つかるはず。
ドライフラワーアレンジメントで空間にメリハリを

住宅街とは思えないほど様々な植物が外構を賑わわせている浜島家。日頃のお手入れはもちろん、剪定も輝さん自ら行うという。
小まめに剪定を繰り返すうちに、切り落とした膨大な植物の行き先を考えるように。
輝さん「最初のうちは乾かさずそのまま飾ったり人に譲ったりしていたんですが、捨ててしまうこともあって、これはもったいないなと思っていたら妻がドライフラワーにしてくれたんです。」
愛貴さん「頼まれたとかでもなく、自然とですね。気づいたら作っていた感じで。完全に独学です。」

もともと手先が器用で美的センスに優れていた愛貴さんのドライフラワーは瞬く間に口コミで広がり、今では実店舗を持つまでに。
輝さん「最近は『ドライにしたいからこれ植えて』と植栽のリクエストをされることもあるんです。それどころか自分で植えてしまっていることもあります(笑)。」
思わぬところで交差したふたりのライフワーク。
植物を通じてふたりの世界が広がっていく。
現在、リビングには観葉植物、ドライフラワーは玄関を中心にディスプレイしているという。
愛貴さん「ある日突然、玄関の天井にワイヤーが張られていて、『ここに吊り下げたらいいんじゃない?』って言ってくれて。」
輝さん「湿気はドライフラワーにとってあまりよくないので、室内の植物と棲み分けをしています。」

日光を必要としないドライフラワーは日が当たりにくい玄関のディスプレイにも適している。浜島家の玄関の天井からは愛貴さんが手掛けたドライフラワーがたくさん吊り下げられ、作品への愛着が伺える。
家の中は限られた空間だからこそ、スポットごとにテーマや雰囲気を変えるのも、ひとつのテクニック。空間にメリハリが生まれ、より奥行きや広がりを感じられる。
NONDESIGNシリーズは真っ白な壁やスケルトン階段、吹き抜けなどお気に入りをディスプレイしたくなる仕掛けがたくさん。
スポットやエリアごとにテーマを決めてディスプレイを楽しめば、家中にお気に入りの場所ができるはず。
暮らしを豊かにしてくれるのは自分の “ 好き ” なもの

撮影で一日過ごしてみて、浜島さん夫妻に NONDESIGN GRID はどのように映ったのだろうか。
輝さん「やっぱり、吹き抜けっていいなって感じました。自分の家でしか経験したことがなかったんですが、改めて見てみると明るくて開放感がありますね。実際の広さ以上に視覚的に大きく感じました。」
大きな窓からたっぷりと光が差し込んでくる NONDESIGN GRID の吹き抜け。広々とした空間を演出すると同時に、日向ぼっこをしているような心地よさも与えてくれる。
また、自身の家と照らし合わせてこんな感想も。
輝さん「僕の家もシンプルなんですが、この家もそうですよね。好きなものをつめ込んでそこから家づくりを始めよう、そんなメッセージなのかなって。」
植物やドライフラワーで彩られた浜島家もまさに、浜島さん夫婦の “ 好き ” をつめ込んだ場所。
“ 好き ” をいくつも繋げた先にあったのは、想像もしなかった「自分たちらしい家」だった。
「“ 好き ”を楽しむ。“ 好き ”と暮らす。」
植物との暮らしをそう表現してくれた輝さん。
慌ただしい毎日の中で気が付くと埋もれてしまう、自分の “ 好き ” を見つめる時間。
だけど、少し立ち止まって “ 好き ” を楽しむ。それこそが暮らしの豊かさなのかもしれない。



STAFF
[Text]
SAE HANE/[ディスプレイ協力]亀山緑園・Le Passage aimer.・green shop foglia/[モデルハウス提供]マエダハウジング