ドイツ・ミュンヘン発祥のデザイン家具・雑貨ブランド「KARE(カレ)」。独創性のあるデザインで遊び心あふれた家具や雑貨は、見ているだけでも楽しいアイテムばかり!世界の今のトレンドを取り入れ、毎年2000アイテム以上もの新作を発売。KAREのアイテムを取り入れることで、自分のセンスをフルに活かした空間をつくることができる。
今回は、日本でKAREを展開する「株式会社リビングハウス」の3名のスタッフに、ユニークな家具や雑貨を取り入れた自宅のルームコーディネートを紹介いただき、KAREの唯一無二の魅力を語ってもらった。
曲線美が美しいグリーンのソファ
KAREとどのように関わる仕事なのでしょうか?
私は家具屋やインテリア雑貨などを扱う小売店にKAREをアプローチし、KAREを扱ってもらうパートナーショップを増やす役割を担っています。現在東京・大阪・福岡で直営店と、全国29都市にパートナーショップがありますが、まだまだショップがない地域もたくさんあります。全国でKAREに触れていただける機会を増やせるよう、取扱店の拡大に取り組んでいます。
また、もっと多くの方にKAREを知っていただくために、パートナーショップでディスプレイの企画・提案を担当することもあります。限られた売り場面積の中で、いかにKAREの世界観を表現できるか。地域性や県民性・お店の特色を考慮し、お客さまが自宅にKAREを取り入れたいと思えるようなリアルなイメージをつくれるように、販売店さんと協力して売り場をつくりあげていきます。
Kさんが感じている “KAREの魅力” とは?
エレガントからポップまでさまざまなテイストでかつ、デザイン性の高い家具、雑貨が多種多品目あること、さらにそれが他の海外ブランドよりもリーズナブルな価格で手に入ることが最大のポイントだと思います。デザイン性の高いアイテムが多いので、メディアで取り上げられることも多いんですよ。
その一方で、個性的だからこそ、「どのようにコーディネートしたらよいかわからない」「手持ちの家具と合うのか不安」というお声もあります。実は私も入社当初は、素敵だなと思ったんですが、個性が強すぎて自分の家には合わないなと思っていたんですね(笑)。
でも実際に商品を見て、お客さまにお勧めしているうちに、自分の個性を大切にしたい人にとっては魅力的なブランドだと思うようになって。もちろんKAREのアイテムの中にはヴィヴィッドな配色や個性の強いデザインもありますが、木目調のナチュラルテイストのアイテムもある。多種多品目だからこそ、その中から自分の好みのものを探すことができれば、自分だけの唯一無二の空間を演出することができるんだなと。そこからどんどんハマって、今は大好きなブランドです。
例えナチュラルなテイストの空間だったとしても、そこにワンポイントでKAREのアイテムを入れることで、お部屋の雰囲気や印象をガラッと変えられる。そういう力を持ったブランドだと思います。
ご自身の部屋には、どんなアイテムを取り入れていますか?
一番最初に購入したのは、「シガーラウンジ グリーンソファ」ですね。もともと緑が好きで、部屋に緑のアイテムが欲しいなと思っていたときにこれを見つけて、一目惚れして購入しました。色ももちろんですが、角が丸いシルエットもお気に入りです。
ソファーから始まって、色々とアイテムを増やしているんですがその中でもお気に入りは、「アンツ オン ア ツリー スモールコートラック」。壁に付けるタイプのコートラックで、黒い木の枝に金色の蟻がついていてかわいいんですよ。玄関に設置して、帽子や鍵をかけて使用しています。
個性的なKAREのアイテムを取り入れるコツはありますか?
リビングや寝室などに取り入れようと思うと、部屋の雰囲気に合うのだろうかと悩む方もいらっしゃると思います。それなら玄関やトイレなど独立した空間に、花瓶や小物などを置いて楽しむのも面白いと思いますよ。
お部屋の統一感を気にされる方も多くいらっしゃいますが、私としてはそこまで気にする必要はないかなとも思います(笑)。部屋が代わり映えしなくてつまらないなと思う時、スパイスとしてKAREのアイテムをひとつ入れてみる。それが意外にもアクセントになったりするんです。何となくの統一感やテイストを気にするより、好きなものに囲まれて暮らすことが大切かなと思います。
シックな部屋にクレイジーさをプラスして
KAREとどのように関わる仕事なのでしょうか?
ハイブリッド社員という働き方で、平日は人事採用、土日はKAREショップでデザイナーをしています。デザイナーとは家具などのデザインではなく、お客さまの要望をお聞きし、家具をコーディネートする、いわゆる空間デザインをする仕事です。
入社前はデザイン性の高い海外ブランドは、非日常を求めてらっしゃる人や富裕層に好まれるイメージがあったんですが、実際に接客する中でKAREは、思った以上に幅広い層のお客さまに好まれるブランドなんだと感じました。
存在感があるアイテムが多いので、洋服のアクセサリー感覚で、ラグや小物から足していくとことを楽しめるブランドじゃないかなと思っています。
お客さまとのやり取りの中で、印象的だったエピソードはありますか?
60代ぐらいのご婦人から「子どもが巣立ってようやく自分の部屋ができたから、好きな空間にしたい」とコーディネートの相談を受けました。リビングは親からもらった家具で揃えているので好きに変えられないけど、せめて自分の部屋は好きなもので揃えたいと。
最初は派手かなとためらわれていたんですが、「キャビネット」を勇気出してご購入いただだきました。そこからKAREの魅力にハマられて、クッションやウォールデコを購入されて。KAREをきっかけに自分の好きなものを集めて、部屋を仕上げていく楽しみを見いだしてくださったようです。「帰るのがわくわくする部屋になったよ」と喜んでくださいました。
以前愛知県の店舗に勤務していたときには、「ジブリの世界観を取り入れたインテリアにしたい」という相談を受けたことがあります。ちょうどジブリパークが開園になり、それで愛知へお引越しをされたという大のジブリファンのお客さまで。
ジブリという言葉からイメージするものに個人差があると思ったので、ヒアリングを重ねて具体的にどんな素材や色にジブリを感じるのかお聞きしました。ゴールドのアクセントやベロア素材にジブリを感じるということだったので、そこをベースにコーディネートをご提案させていただきました。
ジブリって現実にありそうだけど存在しない世界ですので、なかなか表現するのが難しく…でもKAREをご紹介したら、お客さまの持つジブリのイメージにフィットする家具がいくつもあると喜んでくれました。完成したお部屋を見せていただきましたが、とっても素敵でした!
ご自身の部屋には、どんなアイテムを取り入れていますか?
牛革のグレーのソファーを中心に部屋をコーディネートしています。一人暮らしで部屋が狭いので、ミラー家具を置こうと決めて「リベット テレビボード」を購入しました。全面鏡張りだから派手だと感じる方もいらっしゃるんですが、ラグやソファーの色が鏡に反射するので部屋との繋がりが出やすく、部屋も広く見えるんですよ。
「ワイヤーブラス サイドテーブル」も天板がミラーになっています。外側のワイヤー部分はピンクゴールド(カッパー)をチョイスしました。ラグもシックな色合いの中にピンクがアクセントになるようなデザインを選んでいます。
普段ピンクを選ぶことは少ないのですが、部屋に備え付けのピンクの手すりがあるので、それに合わせたくて。KAREはピンクゴールドやくすんだ色味など、取り入れたいと思うような大人っぽいピンクのアイテムがたくさんあったんです。グレーと掛け合わせることでよりおしゃれな感じになるかなと思って。
KAREならではのカラフルな世界も素敵ですが、私はシンプルな中にアクセントカラーを使うコーディネートがお気に入りです。さりげないおしゃれを演出しながら、クレイジーさも感じる。KAREは、そんなコーディネートもできるブランドです。
次に取り入れたいアイテムは?
将来的に家族ができてマンションや戸建てを建てるようなチャンスがあれば、ダイニングテーブルはKAREを選びたいですね。他の海外ブランドよりも手頃ですし、何よりKAREのチェアって、とてもかわいいんですよ。色んなテイストがあるので、ラグに合わせて椅子を変えたりと、長年楽しめそうです。
“クレイジーでハッピー”を部屋に取り入れよう!
KAREとどのように関わる仕事なのでしょうか?
大阪の梅田に日本で初めてKAREのショップができて、そこで店長をしていました。当時はまだKAREの認知度がなかったので、どうやったらKAREの魅力を伝えられるだろうと手探りで接客をしていましたね。
最初にKAREを見たときは、万人受けより、個性的な方にハマるブランドだろうなという印象を受けました。大阪は個性的なファッションのお客さまも多く、KAREの「クレイジーでハッピー」というテーマについてお話すると「めっちゃわかる!私クレイジーなのよね!」ととても良い反応が得られて嬉しかったですね。遊び心のある洋服を選ぶ方にとって、KAREは親和性のあるブランドだと感じました。
日本ではインテリアの統一感を重要視される方が多いのですが、僕個人としては所々に遊び心があって、部屋で個性を表現できたほうが面白いなと思うんです。ですからベーシックを好む方でも、KAREのアイテムを1つ取り入れてみて、自分の個性を演出してみてはというような提案をさせていただいていました。
現在は家電プランナー として、お客さまの部屋に合う家電を紹介させていただいています。例えば、KAREでコーディネートしたカラフルな部屋の中に、急に生活感のある白い冷蔵庫などを置くとせっかくのコーディネートが台無しになりますよね。家電の機能性に加えてデザイン、カラーコーディネートを加味した上で、提案しています。
ご自身の部屋には、どんなアイテムを取り入れていますか?
KAREのアイテムはダイニングチェア、リビングテーブル、ラグ、スツール、コートハンガー、アートなどたくさんありますが、中でもお気に入りの家具は「ノット ブルーグリーンアームチェア」ですね。先にチェアを選んで、それに合わせてテーブルを購入しました。
元々はIKEAの木目のテーブルを合わせていましたが、ざっくりとした網目でカジュアルさも感じる風合いの生地なので、今のシンプルな黒い長テーブルにも合うんです。テーブルは2mほどある大きなもので、夫婦でリモートワークをする際も、友人が集うときも重宝しています。ちなみにリビングの花柄の「スウィベル ピオニー イエローチェア」は、パートナーが実家暮らしのときに購入したものです。
普通、家具を買うときは壊れたから買い替える、引っ越しの際に必要だから揃えるとか、購入する目的があると思うんです。でもKAREのアイテムは「これが好きだから欲しい、家に置きたい!」っていう気持ちが先に来るんですよ。僕もカブトムシや鳥のオブジェ、アートはかわいくて、つい買ってしまって。買ってからどこに置こうかな〜と考えるのも楽しいですよ。
オブジェやアートなど装飾アイテムを取り入れるコツはありますか?
大切なのは統一感を意識し過ぎないことでしょうか。真面目すぎず、遊び心を入れるのがポイントです。例えば僕の家だったら壁と椅子はブルー系でまとめて、そこにゴールドの鳥のオブジェやアートをポイントで入れています。色の統一感、テイストの統一感、どちらかがあればそんなに違和感は感じないと思うんですよ。
とはいえ僕の家は、ダイニングテーブルはモダンだけど、食器棚は古い木材だったり、テイストも色もバラバラ。誰が見てもおしゃれだねって言ってもらえるお部屋にするのもいいと思うんですが、住むのは自分。だからこそ、好きなものに囲まれて過ごす方が幸せだと思うんですよね。
そういう意味では、KAREには手軽に買えるアートや面白い雑貨などがたくさんあるので、賃貸の方でもアクセントとして取り入れて部屋の変化を楽しんでほしいです。僕も年齢とともに趣味思考が変わってきて、DIYして壁を塗り替えたり、家具を変えて今の自分に合わせた家づくりを楽しんでいます。
多種多様な世界観を持つKAREの魅力
全世界50か国以上のファンを魅了するドイツ・ミュンヘン生まれの家具・インテリアブランド「KARE(カレ)」。
1981年に創業し、「LIFE IS STYLE! LIFE AGAINST THE STREAM!(人生はスタイルだ! 流れに身を任せず、自分の意思で生きよう!)」というコンセプトで、世界の今のトレンドやスタンダードなデザインにクレイジーな解釈を交え、様々なテイストのアイテムをユニークにデザインしている。
ワンブランド・ワンテイストなインテリアブランドが多い中、KAREでは型にはまらないユニークなデザインを展開。さらに毎年2000アイテム以上もの新作アイテムを発表し、遊び心あふれた家具や雑貨で多彩なインテリアスタイリングを楽しむことができる。
ぜひ、KAREの世界観ならではのコーディネートをしてみませんか。
KARE の魅力が詰まった「NONDESIGN COUTURE produced by KARE」
そんなKAREとUNSTANDARDがタッグを組んだ住宅商品が誕生!NONDESIGNの“デザインを削ぎ落した、どこまでもシンプルな四角い「箱」”に、KARE家具が加わったのが「NONDESIGN COUTURE produced by KARE」。
合言葉は「ファッションのように暮らしを楽しむ家」。家もファッションのように自由に暮らしを楽しんだっていい。遊び心溢れるKAREの家具やインテリアを選び、自分好みにカスタマイズできる。心の赴くままにインテリアをチョイスし、“好き” が溢れる自分らしいライフスタイルを楽しもう。
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[Text]
YUKARI MIKAMI