今回、NONDESIGNにお招きしたのはアパレルショップで働くゆうやさんとリンゴさん。
現在は別々で暮らしているというふたり。近いうちに同居を視野に入れているのだそう。
これから始まる暮らしをどう描くのか、センスあふれる暮らしのビジョンを覗かせてもらった。
ふたりでコーディネートを選ぶ時間が好き
コーヒーにはまっているというゆうやさんとリンゴさんの朝はコーヒーを煎れるところから。朝はコーヒーを煎れながらコーディネートを選ぶのかな、とリンゴさん。
リンゴ「お互い服が好きなので一緒に住んだらその日のコーデを選び合ったりできるのかも。将来的な楽しみのひとつです」
とにかくハイセンスなふたり。好きなブランドや服は互いの共通言語でもある。
ゆうや「服やスニーカーの量が尋常じゃなくて、ふたり分だと賃貸の部屋が埋まるくらいあるんです。なので服や靴用の部屋が1室ほしいですね」
仕事柄、服や靴は暮らしの中心にもなる大切な存在。お気に入りを詰め込んだクローゼットルームはふたりの会話がいちばん弾む場所になりそう。
また、ゆうやさんはファッションアイテムをオープン収納することにも興味があるのだとか。
ゆうや「職場の先輩が家を新築したんですが、廊下の壁一面をスニーカー収納にしていて。それがすごくかっこよかったですね」
自分たちの “ 好き ” があるからこそ、思い切ってディスプレイすればセンスが光るはず。
ゲームでまったり過ごすおうち時間。共通の趣味があるって嬉しい
互いに忙しくしているため、今は家で過ごす時間が長くはないというふたり。
けれど暮らす環境が充実したらもっとお家で過ごしたいと思っているそう。と言うのも、ふたりの共通の趣味のひとつはゲーム。
リンゴ「意外と言われるんですが実は私はけっこうインドア派で。たまのオフの日は1日ゲームをしていても平気なくらい」
服の趣味はもちろん、過ごし方も波長が合う。
そんなふたりで過ごすおうち時間は充実したものになりそう。
ゆうや「寝室だけはしっかり休めることを大事にして、それ以外はゲームや音楽のインテリアで楽しめる空間が理想です。寝室以外は僕たちの好きを詰め込んだ場所にしたいですね」
最近の楽しみは新居のインテリア選び
最近はふたりで新生活に向けて家具選びに余念がなく、お気に入りのインテリアショップへ行って家具を選ぶのが休日の楽しみ。
新居のインテリアを話し出すと止まらない。
ゆうや「外観はNONDESIGNみたいにシンプルで、でも中に入るといい意味でごちゃごちゃしているような雰囲気にしたいです。ペルシャ絨毯を敷くのもいいですね」
ゆうやさんはエジプト風の雰囲気が気になっているそう。
リンゴ「でもアンティークも好きやねんな。アンティークやヴィンテージの棚にちょっと変なものを飾りたいんです。サルの置物とか(笑)」
リンゴさんはこまめに気になったインテリアの画像をゆうやさんに送っているのだとか。
リンゴ「これかわいい!って思ったものを一方的にばばーっと送ってます。全部『かわいい』って言ってくれるので」
ゆうや「言わされてんねん(笑)」
息の合った掛け合いを見ていると、恋人同士でもあり、気の置けない親友同士のようでもある。
ふたりで共有しているというお気に入りリストには日々新生活へ向けたインテリアが増えている。他愛もない会話をしながらお気に入りを集めていく、そんな時間がプライスレスなのかもしれない。
こだわりのインテリアはセルフプロデュースの一部
普段から、小物やアクセサリーなど、身につけるものは細部までこだわるのはふたりにとって当たり前。だからインテリアだって、お気に入りで彩りたいと思うのは自然なこと。
リンゴ「帰ってきたときに自分の好きなものが詰まっているとやっぱりテンションが上がります。それに友人を招いたりもすると思うので、部屋もちゃんと凝ってるようにしたいです」
共通の友人も多く、一緒に暮らしたら友人を招くことも多くなりそう。
アパレルショップ店員はファッションアイコンのような存在でもある。見え方や見せ方を気にするのは仕事の一部のようなもの。
SNSで発信することも多いふたりは、家で撮る写真にもこだわりたい。
リンゴ「知り合いの美容師さんが自宅で撮ったコーディネートをよくSNSに載せているのを見るんですが、鏡に映りこむ背景がすごくお洒落で。自分もSNSをやるので、アクセサリーや服が映える家にしたいですね」
NONDESIGNのアイコンのひとつでもあるリビング階段が気に入っていた様子のゆうやさんとリンゴさん。
インダストリアルなデザインにふたりらしい個性的なアイテムが交われば、おしゃれな空間に。
ふたりともインテリアはごちゃごちゃした雰囲気が好き、と声をそろえて話す。
ところで、雑多に見えないコツなどあるのだろうか。
ゆうや「まず自分の好きなもの、ここは曲げないというのを持っておくといいと思います。そこからいろいろ繋がるものを集めるという感じ。例えば家がヨーロピアンなのにアメリカンな家具を置くとちぐはぐになってしまう。ファッションでも日ごろからいろんなスタイルを着ますが、その日のテイストを固めてからアイテムを選んでいます」
ふたりのスタイルもアイテムが多いにもかかわらずすっきりとまとまって見える。センスは自分の “ 好き ” やこだわりを知るところから磨かれるのかもしれない。
ふたりにとって暮らすとは?
共通の友人の紹介で知り合ったふたり。友人関係が1年ほど続く中で感じた居心地の良さから次第に一緒に過ごす時間が増えていった。
リンゴ「気楽やったんでしょうね」
ふたりで食事に行ったり過ごすうちに、共通の趣味がさらに距離を縮めてくれた。
共通の趣味、好きなブランド、休日の過ごし方、波長が合う誰かとの間に流れる時間は心地いい。
コーディネートを選ぶ朝も、お気に入りのインテリアを探す時間も、ふたりなら楽しさも2倍になる。
こだわりとお気に入りを詰め込んだ場所で、自然体でいられること、それがふたりらしい暮らしなのかもしれない。
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STAFF
[Text]
SAE HANE