内と外を繋ぐアウトドアライフ。遊びは暮らしの中に|NONDESIGN GRID | UNSTANDARD(アンスタンダード)
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2023.11.17

内と外を繋ぐアウトドアライフ。遊びは暮らしの中に|NONDESIGN GRID

内と外を繋ぐアウトドアライフ。遊びは暮らしの中に|NONDESIGN GRID

内と外を繋ぐアウトドアライフ。遊びは暮らしの中に|NONDESIGN GRID

 

あなたの “ 好き ” で暮らしをデザインする「NONDESIGN」。

 

今回お話を伺ったのは、山形でアウトドアライフを満喫するMIKIさんSAKAEさんご夫婦。

生まれ育った山形で、自然に囲まれ美味しいものを楽しむMIKIさんとSAKAEさんの暮らし。2人の毎日は山形愛で溢れている。

 

お話を伺った場所は、NONDESIGNから新しく登場した「NONDESIGN GRID(ノンデザイングリッド)」4.5畳のグリッドで区切られた間取りは、無駄がなく、落ち着ける空間。

多様なライフスタイルに合わせて組み合わせられるから、誰にとっても私サイズのちょうどいい家。


朝食で手軽にキャンプ気分

MIKIさんとSAKAEさんが都内を離れて、生まれ育った山形に帰ってきたのはMIKIさんが30歳を迎えたころ。アウトドアが趣味の2人にとって、生まれ育った山形は、呼吸のしやすい場所だった。

そんな2人の休日はちょっとした遊び心から始まる。

 

MIKIさん「たまにですが、時間に余裕があると、遊びみたいな感覚で、お庭で食事をとるんです。

ポケットストーブやガスバーナーでお湯を沸かしてコーヒーを淹れたりですとか。自宅がIHなので火を使うと普段の生活から離れられる感じがしますね」

もともと、アウトドアが趣味だったのは、夫のSAKAEさん。SAKAEさんがMIKIさんを半ば無理やり連れていくかたちで、2人のアウトドアライフは始まり、今やすっかり2人そろってアウトドアの虜に。

現在、MIKIさんはアウトドアショップで働いているほど。

 

SAKAEさん「あえて外で食べると、美味しいんですよね。

キャンプ道具って基本的に電源が必要ないから、どこでも使えます。なので、庭やバルコニーなど日常の境の部分で楽しんでいます」

清潔な朝の空気の中で飲む珈琲は格別に違いない。

2人でいれば、自宅の庭だって楽しい遊び場になる。


お気に入りの場所はウッドデッキ。自宅でお手軽キャンプライフ

キャンプが大好きな2人。自宅のお庭にはウッドデッキがなんと2面も。

 

SAKAEさん「もともと自宅の庭にウッドデッキがあったんですが、家を建てて3年目くらいに裏の家を買ったんです。

そこを開拓して庭にして、ふたつ目のウッドデッキをDIYで作りました」

 

タープを張って、ウッドデッキでお茶をしたりごはんを食べたりお酒を飲んだり。この場所が2人のお気に入り。

 

MIKIさん「そこでメスティンを使って燻製をしたり、シェラカップでごはんを炊いてみたり、火遊びしたいな(笑)って気分のときによくやるんです」

 

キャンプギアも普段の暮らしの中で気軽に使う。

気に入って集めたものだからこそ、使い込んで愛着がわいていくという。

 

MIKIさん「油じみや汚れが付いた分だけ、自分たちのものになる感じがするんです。汚れたら汚れただけ好きになるというか」

 

無垢材のギアも多数所持しているMIKIさん。無垢材だからと扱いに慎重にならず、豪快に使い込んでいるそう。

使い込むほど手になじむ道具は愛おしいもの。古道具やアンティークが好きだというMIKIさんらしい。

Coleman 242Bのランタンと経年変化したコッパーケトル

また、自宅でアウトドアを楽しむために外壁にもちょっとしたDIYをほどこした。

 

SAKAEさん「外壁にフックを取り付けてあって、タープを引っかけられるようになっています。片側はそのフックを利用して、反対側だけポールを建てれば簡単にタープが張れます。

使い方を工夫すれば、家に居ながらタープが気軽に張れますよ」

 

これはぜひ真似したいアイデア!


誰もがくつろげる実家みたいな家

2人が山形で新居を建てる際に一番こだわったのは「光」。

 

MIKIさん「リビングが西向きなので、朝日をどうにか入れたくて。玄関が東側にあるので、玄関からリビングへつながるドアに室内窓をつけました。

どこにいても光が届くリビングがいいなと思って、そこはけっこうこだわりました」

また、緑あふれる窓外の景色が視界に入るように、玄関からの視線の抜け方にもこだわった。

ところが、目線や、光の入り方などに強いこだわりがありながら、間取りはあえてスタンダードなものを選んだという。その理由を尋ねると、2人の人柄をよく表す答えが返ってきた。

 

MIKIさん「誰でもくつろげる家にしたかったんです。実家に帰ってきたみたいに、靴下を脱いで、ソファに座って、寝ちゃう、みたいな。

そんなのが気軽にできる、気取らないお家がいいよねって」

 

大胆で開放的な間取りよりも、誰もが訪れたことがあるような落ち着ける雰囲気を大切にした。

友人が多く、美味しいものを振舞うのが好きな2人。

自宅は自分たちの居心地と同時に、来客の過ごしやすさも考えたい。

 

SAKAEさん「あと、妻は飽きっぽいところがあるので、最初に奇抜にしてしまうと飽きてしまっていたと思います。シンプルな間取りにして、インテリアや家具で変えていける方が、性に合っているんでしょうね」

 

コンパクトな間取りは、誰の体にも馴染む落ち着く空間になった。

また、シンプルな空間はライフスタイルや趣味の変化にも柔軟に対応することができ、きっと長く愛せる家になる。


「気取らず気張らず」美味しいものを囲む時間が好き

「実家のような気取らない空間」をコンセプトに建てられた2人の家。

2人の人柄も相まって、自宅には大勢の友人がやってくる。

 

MIKIさん「最近だと芋煮会をやりました。山形は芋煮が有名なんです。子ども連れの友達もいたので、全部で15人くらいになって。庭にタープを張って、焚火の上で芋煮を作りました」

 

SAKAEさん「僕はよく山に登るんですが、春は山菜や根曲竹(東北地方でとれる細い筍)を採ってきて、みんなで山菜パーティーをするんですよ」

ご自宅での芋煮会、山菜パーティーの様子

MIKIさん「そんなふうに、みんなで調理して、みんなで食べて、季節を感じるっていう暮らしをもう何年もやっています」

 

友人たちとの時間を話す2人はほんとうに嬉しそう。

気心の知れた仲間と美味しいものを食べて、お酒を飲んで過ごす時間は日々の疲れを癒してくれる、なによりの贅沢だ。

MIKIさん「気取らず、気張らず、頑張らないことが大事かな。

おばあちゃんの家に遊びに行っても、おばあちゃんって頑張らないじゃないですか。食べさせたいから作る、飲ませたいから準備する。そんな気持ちで人を迎えたいなって思ってます」

 

地域で採れた季節のものを、気取らない場所で、気の置けない人たちと囲む。

土地に根を下ろし、柔らかに日々を紡ぐ暮らしは、ただあたたかい。


ささやかな日々を繋いだ輪の中で

山形でアウトドアを楽しみながら、友人たちと美味しい時間を過ごすMIKIさんとSAKAEさんの暮らし。

 

今日1日過ごしてみて、2人の目に NONDESIGN GRIDの家はどう映ったのだろうか。

 

MIKIさん「住みやすい工夫があちこちにあっていいなと思いました。落ち着きがあって気張らずに暮らせそうな感じがします。

インテリア次第でいろんな表情ができるところもいいですよね。温かみのある吹き抜けも素敵だなと思いました」

 

コンパクトなつくりのNONDESIGN GRID。開放的な吹き抜けから自然光がたっぷり入るため窮屈さはなく、かえってコンパクトさで得られるフィット感が際立ち落ち着く空間に。

 

MIKIさんとSAKAEさんのように中と外を上手くつなぐことで、友人を呼んで賑やかに過ごすことも叶いそう。

ささやかな遊びが連なった、2人の暮らし。

落ち着ける家で、小さな楽しみを繋げたら、あたたかな輪が広がった。

 

「もう山形から出られませんね」と笑ったSAKAEさんの言葉通り、この土地で2人の暮らしはきっとずっとあたたかに続いていく。大きな輪を幾重にも重ねながら。


STAFF
[Text] SAE HANE